DBRE志向でデータ活用の「開発生産性向上」と「信頼性維持」、
攻めと守りの両立を実現
IoT機器から取得したデータの分析体制を強化し、さらに生産効率を高めたい
製造業を営む大手製造業では、製造装置から取得したデータ(IoT)の内製分析により、不良品抑制につながるインサイトを得て、生産効率を向上させていました。この分析体制を強化することで、さらなる改善を図っていくことにしました。
課題は「データベースのトラブルが増大するリスク」。近年、アクセスの増加により、性能問題が起こるようになっていました。データベースにトラブルが発生すると、最悪の場合、生産ラインの稼働に影響を与えます。生産に影響を与えない状態で、高速なインサイトの獲得と効率改善のプロセスを回すことの両立が求められることとなりました。つまり、データベースへのアクセスが変化しても、安定性を損なわずに信頼性を維持することが目標です。
DBREの経験値と知見・技術力を兼ね備えるD.Forceをパートナーに選定
目標達成に向けて、同社では、データベースの作業メニューベースのオペレーション業務から成るデータベース運用ではなく、データベース信頼性エンジニアリング(DBRE)を志向することにしました。
システムの信頼性指標の遵守に必要なアクションを計画し、”信頼性”に基づく活動で優先順位をつけて実行をしています。
ここで重要なのが、データベース信頼性エンジニアリング(DBRE)の経験値と技術力。信頼性を損なう要因とその対処法についての知見や、改善を支える技術力を備えたD.Forceをパートナーとして選びました。
内製メンバーへの技術支援で、開発生産性向上への貢献と信頼性の維持を実現
データベースの信頼性の維持にはトラブル要因に上流から対処することが有効です。内製で開発しているエンジニアに教育、技術支援を行い、データベースオブジェクトとクエリの品質を維持することで、データ活用のための開発生産性向上に貢献しながら信頼性を保ちます。
開発組織とデータベース管理組織とのコミュニケーションについては同社のエンジニアが担当し、D.Forceは標準化やガイドライン作成、教育支援、レビュー等の支援を行うという分担で、プロジェクトを推進しました。
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